2025年9月29日
「最近下痢が続いていて…」
そう思って市販薬で済ませていませんか?
実は、大腸がんの初期症状として“下痢”のように見える便が出ることがあります。
これは「前閉塞状態」と呼ばれるもので、大腸がんが腸の通過を狭めることで、普通の便が通れず、水のような便だけが先に流れ出てしまうのです。
この状態では、ご本人は「下痢だ」と思い込んでいても、**実際には重度の便秘(腸閉塞の手前)**になっていることも少なくありません。
下痢が続いていると思っていても、実は背後に深刻な病気が隠れている可能性もあるのです。
安易に「いつものこと」と済ませず、症状が長引く場合や気になる変化があれば、一度、消化器内科や内視鏡専門医にご相談ください。
当院では、大腸がんを含む下痢や便通異常の精査に力を入れており、早期発見・適切な治療を心がけています。あなたの不安や違和感に、しっかり向き合います。
