2025年10月10日

― もしかして「私のことかも」と思った方へ ―
「小さいころ、遠足の前になるとトイレの心配をしていた」
「お出かけのときには、まずトイレの場所をチェックしてしまう」
そんな経験がある方はいませんか?
それはもしかすると、過敏性腸症候群(IBS) かもしれません。
過敏性腸症候群とは、大腸がんや炎症などの病気がないのに、
腹痛や便通異常(下痢・便秘・交代型など)が続く状態を指します。
国際的な診断基準(Rome IV基準)では、
「少なくとも6か月前から症状が続いていること」が特徴です。
女性にやや多く(男女比1:1.6)、
ストレスや生活リズムの乱れ、ホルモンの影響などが関係しています。
我慢せずに、腸のSOSを感じたら一度ご相談ください。
※1https://theromefoundation.org/rome-iv/rome-iv-criteria/
※2日本消化器病学会:機能性消化管疾患診療ガイドライン2020-過敏性腸症候群(IBS)(改訂第2版).p.38.(2022年9月10日閲覧)